手作り石けんの香りづけに精油を使うことも多いと思いますが、ふと柑橘系の精油って光毒性があるけど、石けんに入れたときに光毒性の心配はないのか気になって調べてみました。
石けんは洗い流すものだから大丈夫!!
って思いますよね。
調べてみました

世界の香料業界の組織である国際香粧品香料協会(IFRA)という組織で香料の安全性に関して規定があるのですが
IFRAの規格によると・・・
考え方的には、肌に残る製品のみ規制を行い、肌に触れるが洗い流される製品、肌に触れない製品に関しては規制がないというものでした。
肌に触れる製品・・・
ハンドクリーム、ローション、香水、メイクアップ用品など
肌に触れるが洗い流される製品・・・
固形石鹸、リキッドソープ、マウスウォッシュ、歯磨き粉、入浴剤など
肌に触れない製品・・・
キャンドル、芳香剤など
石けんは、「肌に触れるが洗い流される製品」の分類に入っているので規制はないです。
よかった~。安心安心。
柑橘系の精油って揮発性がとっても高いので、たくさん入れても香りがあまり残らなかったりするのでちょっともったいない気もしますね。 あらかじめ植物油に入れて数日おいておくと多少は香りが残りやすくなりますよ。
ちなみに肌に触れる製品には成分によって最大使用濃度が決まっています
例えば
ベルガモット精油 0.4%まで
クミン精油 0.4%まで
レモン精油 2%まで
グレープフルーツ精油 4%まで
アンジェリカ精油 0.8%まで
石けんは規制されないですが、手作りコスメを作る時には気を付けてくださいね。